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設立趣旨書

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  NPO法人 Freedom2011 設 立 趣 旨 書

 

1 趣旨

 

近年、核家族化や不況により共働き家庭が急増、待機児解消のため保育所の整備が急務とされていますが、それと共に保育所に求められている重要な役割は、全ての子育て家庭への『子育て支援』です。子育て世代の人々は、家族形態の変化により児童期・思春期に母性が育まれる機会が少なく、養育力が以前に比べ大変低下しています。不安や孤立感をかかえる母親、子どもの育ちに対する課題、ネグレクト・虐待家庭問題など、保育所に求められる子育て支援の役割は年々重要性を増しています。

 

それに伴い保育者の責任も急増しています。2003年保育士が国家資格となり子どもの保育に加え保護者に対して保育に関する相談・助言が業務と規定、2008年には保育所保育指針で保育士の業務に入所家庭以外の地域の子育て家庭に対する育児支援も加えられました。

 

保育者は、保育所の開いている全ての時間子どもを安全に保育する保育業務があります。子育て支援業務はその時間内に担当保育者が相談業務や支援活動それらの準備や打ち合わせ会議などを行いますが、数名が子育て支援等にかかわるためその間は保育業務を行う保育士数は減り保育士一人が見る子どもの数はおのずと増え、担当者の精神的負担は計り知れずそこには高い保育業務のスキルを要求されます。また反対に子育て支援担当者は複数の重要案件を担当し育児相談・クレーム対応・ソーシャルワーク等に至る高度な専門技術が要求されます。

 

保育所の業務は増幅かつ重要化しているにもかかわらず、また各業務に対し膨大な書類作成が義務付けられているにも関わらず、保育士に対する処遇は以前とほとんど変わりません。多くの保育士が過密労働により心身ともにストレスフル状態となり、退職を余儀なくされるケースも少なくありません。

 

子育て支援の重要な役割を担う保育者に今求められているものは、保育業務全般を知り保育者の抱える真の悩みを理解共感でき、保育者の段階に応じた必要なスキルを提供できる機関です。

 

Freedom2011は、保育者に対してスキルアップとメンタルヘルスの両面から一人ひとりをきめ細かくサポートし、子どもが心身ともに健やかに育つため重要な人的環境である保育者を支援する事業を行い、保育の質を高め保育者の地位の向上に寄与することを目的としています

 

また人権擁護の観点から労働問題やハラスメント問題など保育者の労働環境の処遇改善のため、まったく何からも影響を受けない第三者機関として相談窓口の紹介、就労施設や適切な機関との交渉を支援することにより、保育者の利益に寄与することを合わせて目的としています。

 

私達は2011年より子どもの健全育成につながる保育者の支援活動を行ってきました。この度、営利法人のような営利目的ではなく収益にこだわらず社会的責任と使命を持った団体であることを広く知っていただくため、またネットワークを広げ長期にわたり安定した事業を行うため、そして組織基盤・活動内容において高い信用性と実行性を認めていただき多くの専門家や関係機関と協働しながら事業を展開するために、任意団体ではなくNPO法人Freedom2011を設立することと致しました。

 

 

 

2 申請に至るまでの経過

 

2011年5月  保育所の現状をよく知る保育者有志4人がFreedom2011を立ち

上げる

 

2012年12月 14人の有志が意見を交換し、保育者による保育者のための

この活動を、更に信用性を高め認知を広げることのできる法人

化の設立を発起する。

 

 

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